日本武道館は行き付けのライブハウスだ。ロック・コンサートに行くために小遣いを必死に貯めていたせいかチケットの半券は捨てる事は出来ず、いつの間にか宝物になってしまった。お気に入りのチケットは額装していたため日焼けしてしまい、ずれ防止に接着剤や画鋲止めを使っていたので見苦しいモノが多いですが、お許し下さい。
憧れの沖縄移住
ローリング・ストーンズのライブを観たし、一応、ロック小僧も卒業か・・・なんて思い、かねてからの憧れの地「沖縄」に移住してしまった。卒業したはずのロックは、クラプトンのアンプラグドでの新境地確立を期に、往年のロッカーが息を吹き返した。ここ沖縄もロックしているし、卒業なんて撤回だ!

クラブ・ジャヴィーは那覇の国際通りの南端で、普段はバーとレストランだった。94年からは内地のライブ・ハウスと提携して来日アーチストを沖縄にも呼んでくれたのだ。大抵は一日で2ステージだった。
矢野顕子 / Akiko Yano 94/11/9

クラブ・ジャヴィーは那覇の国際通りの南端にあった。内地のプロモーターと提携していたらしい。それで、来日アーチストの公演を那覇にも連れて来てくれた。
矢野顕子さんもニューヨーク在住だから、沖縄で観れるなんて、そう滅多にあるチャンスじゃない。あの独特な世界に浸るしかない。
ブルース ブラザーズ / The Blues Brothers Band 95/4/24

目の前でスティーブ・クロッパーがテレキャスターを弾いている。手を伸ばしたら、届くだろう。しかし、そんな事が出来るわけは無い。
クラブ・ジャヴィのステージは、高さ30cmほどだ。客席とステージの間には何も無い。最前列の席に座れば、目の前でスーパースターが演奏しているのだ。武道館やドームで観るのとは話が違う。
映画「ブルース ブラザーズ」が1980年に作られた。もちろん封切りを映画館で観て、その後もビデオレンタルしたり、テレビで放映されたのを録画して観たりだから、もう10回か20回は観ているだろう。その本物が目の前でプレーしている。
奇跡的としか言えない、Vo.はエディー・フロイトだ。335を抱いたマット・マーフィーもいる。本当に信じられない光景だ。沖縄に移住して、こんな世界を体験出来るなんて・・・。
ステージが終わり、スタッフが後片付けを始めた。しばらく眺めていた。機材を仕舞い込む外人スタッフにお願いして、スティーブさんの使っていたピックとセットリストを頂いた。
放心状態でビルの階段を下りていたら、バンドメンバーが出てきた。スティーブさんがいたので、思わず手を出し握手をしてもらったのが忘れられない。
タイマーズ / TIMERS 95/5/14

家族総出。子供も連れてタイマーズだ。オールスタンディングだから、早めに会場に行かないと何も見えないだろう。ジャヴィーのステージは高さ30cmしかないし・・・。
ライブ初体験の子供達は生まれるよりも前の妊娠中から、RCと清志郎を聴いている。会場には早く並んだし、最前列のファンにも子供だけは入れてあげてとお願いして、何とか最前列を確保した。親は子供達が押しつぶされないように、ガードしながらで、かなりハードだ。
それにしても、大騒ぎだ!。ゼリーさんは禁止用語をバンバン使う、しかも琉球方言も交えてのコール&レスポンスには、そばに居た女の子達も顔を見合わせていたなァ。
子供を使うのは反則とは知りつつも、ステージ中にも関わらず、子供に握手をさせつつ自分もしたり、あげくは画用紙とマジックを持たせておいてサインまで頂くシマツだ。
リー & ラリー / Lee Ritenour & Larry Carlton 95/6/19

会場のCLUB JAVYに着いたら入り口に、ラリーカールトンが体調を崩し、今日の公演には出演しないとの張り紙がしてあった。70年代後半のセッション・ギタリストの巨頭二人がアルバムを作り、その記念すべきツアーだったが残念この上ない。
クラブ・ジャヴィの入場システムは、当日並んだ順に入れるのが解っていたので、開場の一時間位前に行った。沖縄には沖縄時間が流れていて、ユッタリしているから、最前列で観るのには、この位で大丈夫だろうと思っていた。しかし、会場に着いたら外人がかなりいる。どうも米軍の兵士らしい。最前列は彼らに押えられたが、これが正解だった。
リー・リトナーと彼等とのやり取りが面白いのだ。会話の内容は解らないが、とても、リーがリラックスしているのが感じ取れた。こんな光景は客がアメリカ人同士ならではのフランクなステージトークがあったからだろう。リーが「ラリーの分も、頑張るヨ」みたな話をしていたような気がした。
入場の際に、欠席したラリーのギャラなのか、3千円の払い戻しがあった。JAVY誠実!。
宇崎竜童 & R.U.コネクション+井上堯之 95/11/2

アルバム「ある目撃」のツアーだ。ライブに行く前には、出来るだけ予習をするのが礼儀だから、CDを買い聴くのを心がけている。
最初に歌詞の阿木ワールドに引き込まれてしまった。景色が目に浮かぶのだ。しかも、男と女。歌詞が短編小説になり、次にどうなるかを想像してしまう。小説の中に登場する男と女は、自分であったり、友人、歌っている宇崎さんが重なる世界だ。
良く聴くロックの多くは、歌詞の意味など全く解らない外国語だからなのか、言葉から伝わるロックの楽しさを感じたライブだった。
デビット・サンボーン / David Sanborn 95/11/18

デビット・サンボーンがクレジットされているレコード、CDはどのくらいあるのだろう。。サックスなどの管楽器はイメージ的にはジャズ系だけど、シカゴやBS&T、チェイスなどがヒットして、ロック小僧も管楽器のパワーが好きになった。その後はメンフィス・ホーンズ、タワー・オブ・パワーなどのホーン・セクションが気になりだした。
管楽器が入るとバンドのサウンドは一気に厚くなるから、こっちも熱くなるので大好きだ。
この日のライブでは、サックスに付けたマイクの調子が悪かったせいで、音が時々途切れてしまったのが残念だった。
ライブが終わって出口に向かっていくと、デビット・サンボーンが外人客と談笑していたので、ちょいとお邪魔して握手をして頂いた。
クリストファー & サウザー / Christopher Cross & J.D.Souther 95/12/20

クラブ・ジャヴィーの入場システムが変わった。それまでは入り口近くの階段に当日並んだ順に入場していたが、今回からはチケットナンバーの順に入れる方式になった。JAVYから送られてくるカタログには、会員の勧誘があり、メンバーは先行予約の権利も付いている。
ライブは最前列を信条としているので、当然、会員になった。そして、手にしたのがチケットナンバー「0001」。
ジャヴィーのステージは高さ30cmだ。クラブだから椅子とテーブルが客席にある。その最前列のテーブルにビールを置き椅子に座る。片足はステージに乗せるのが定番だ。その上、アーチストと握手をしたり、ギターピックを頂いたりと、やりたい放題だ。
フォープレイ / Fourplay 96/3/14

ボブ・ジェームス、リー・リトナー、ネイザン・イースト、ハービー・メイソン。このメンツでツアーとは・・・、しかも沖縄だ、信じられない。その巨頭四人組が目の前でプレーしている。いつものように最前列で片足はステージに・・・・。
ステージを片付けるスタッフにお願いして、使用済みのピックとセットリストを頂きだ。

ステージ左側にキーボードがセットされていて、その前に座った。ドラムソロが始まったところで、ボブ・ジェームスが立ち上がったので、すかさずCDジャケットとサインペンを出した。サインと握手を頂いた。
ライブが終わって出口に向かうと、そこには外人客と談笑するネイザン・イーストがいる。すかさずCDジャケットとペンだ。もちろん握手も・・・。

JAVYはビルの6階にあった。階段を下りて駐車場に向かって行ったら、ハービー・メイソンが送迎のワゴンに乗るところだった。ここでも、すかさずCDとペン&握手。
振り返ったら、そこにはリー・リトナーだ。ハービーさんからCDとペンを受け取って、そのままリーさんへ、FOURPLAY完全制覇のライブで夢心地でした。
忌野清志郎 / Kiyosiro Imawano 96/4/3

ジャングルビートの騒々しいオープニングで「キモちE〜」がはじまった。ピンクのスーツで現れたキヨシローはそれまでの長髪をバッサリ切って、あのツンツンヘアーに返り咲いていた。何しろパワフル、ガッツンガッツン雪崩のような勢いのロックだ。これぞロック!全身全霊ロックしている。
強烈だったのは、最後の「スローバラード」後半に清志郎さんがマイクをステージに置き、肉声だけで歌ったシーンだ。鳥肌が立つようなゾクゾクとした一瞬だった。
数々のライブに行ったなかで、ベスト1を選べと言われたら、迷う事無く、このライブだ!
憂歌団 / Ukadan 96/6/13

チケットナンバー「0001」、チケットにも入場番号だと書いてある。クラブ・ジャヴィーにコネは無い。会員の先行予約で予約受付日の朝一番に電話予約をするだけの作業だ。
真正面、木村充揮さんまでの距離は、1mちょっとだろう。酒の匂いが届きそうだ。それにしても、良く飲む。飲んでは歌い、歌っては飲む。そして「ホナ、ボチボチ、行こ〜か〜」とやらかす。軽いトークもやらかす、バンドメンバーも呆れ顔・・・・でも、楽しい。
ゲストの石垣勝治さんの「だっからよ〜」も良かったなぁ。
恒例の記念ピックは、もちろん木村さん使用済みの再起不能ピックだ。HEAVYなヤツもこのザマ、激しいピッキングの証拠品だ。あれだけ飲んでも、飲まれていない証と言えよう。いったいウイスキーを何杯飲んだのだろう。数えておけば良かった。
アール・クルー / Earl Klugh 96/6/19

アール・クルーはフィンガー・ピッキングなのでピックは使わない。クラシックギターを爪弾く指は、ふっくらしていて柔らかな感触だった。握手したミュージシャンの中で一番柔らかだ。
手も柔らかだったけど、サウンドも優しかった。暖かくて、柔らかで、優しい・・・手と音楽の感触が同じだった。
ウェイン・ショーター / Wayne Shorter Quintet 96/9/9

ウェイン・ショーターがサックスを構えている。
眼光鋭く、人を近寄らせない。あの目で睨まれたら、硬直間違いなしだ。ウェイン・ショーターは1933年生まれだから、この日は63歳のオジィのはずだが、その年齢からの老いは微塵もない。
この日、JAVYに入って感じたのは、席がユッタリしていたこと。いつもは、もっと椅子とテーブルが窮屈なのだけど・・・・。最前列に陣取り、振り返るのが怖かった。開場前の待合室も少し寂しかったし・・・。
那覇のクラブ・ジャヴィーに行ったのは、この日が最後になった。噂では浦添の方に移転したらしい・・・。
ポール・ロジャース / Paul Rodgers 97/5/18

ポール・ロジャース沖縄公演を知ったときには、正直信じられなかった。何で、ポール・ロジャースが沖縄でライブをやるのか?。なぜだ?。沖縄市民会館なら客席数は二千位。
沖縄移住して一番驚いたのは、憧れのスーパーロッカーが目の前でプレイする事だ。日本武道館やドーム、その他の会場にしても、ステージまでの距離を思うと、ここはステージの上で観ている感じだし、その上、握手をしたりサインやピックを頂いたり・・・・・。信じられない距離なのだ。
少し太めで、顔もフクヨカ、ヘアースタイルも少し広くなっている・・・。経験を積み重ねた貫禄ある余裕のVo.。若い頃の悲壮感ただよう空気は無い。これは、仕方ないだろう、70年代から聴いている自分だって、小僧からオヤジだもの。
ライブの最中に握手をした。ポール自身がステージ前方に来て観客を煽ってのことだ。
ポールのステージアクション、マイクスタンドの中央を片手で握り、頭上でクルクルと回すのは、あの手の汗があって出来るのだろうと確信した。
Queenと組んでのライブを観ると、身体が引き締まり顔つきもチョイ悪オヤジ風で、あの頃より数段カッコ良く思えた。
オリオン・ライブ・カンパニー / BLUES FREAK SPECIAL 97/6/8

「NISSAN JAVY STATION OKINAWA STYLE」チケットのベース・デザインを読むと、そう書いてある。那覇のクラブ・ジャヴィーが浦添の日産のビルの中に移転した。
メンバー紹介のときに、吾妻光良サンがES−340からノイズ音を放って、「アッ!」と声を出した。 あれは、絶対に確信犯だ。あんな場面でウッカリ、ギターの音を出してしまうようなヘボをするわけが無い。しかも、そこで「アッ!」だ。そして、客が笑った。賭けても良い、あれはワザとだ。